ソフィとあたしは



空を飛んだ



いや、歩いた



まるで夢でも見ていたかのように





Page.03 −レティの店で−












がやがやとカウンターに若い男の人だかりができる。




「レティ、オレにもチョコくれよ」



「あ、オレにも」



「レティ、こっち向いて」



あちこちから男たちの声が響く。




「ちょっと待ってね」



レティはすごく美人なので
あちこちの男から声をかけられる。





「レティ!」



急に店の仲間から呼ばれた。



「はい!」



「レティ、お姉さんト さんが」




「えっ、おねぇちゃんと さん??!」



レティはカウンターを駆けていく。




「早く戻ってきてくれよ〜」



男たちの黄色い声がレティの耳に入った。




















「どうしたの?おねぇちゃん!
さんまで・・いらっしゃい!!」




「こんにちは、レティ。忙しそうね」





「そうなの・・それよりベランダから来たって・・・
天使にでもなっちゃったの??」





「レティ・・・」



ソフィはまさに上の空って感じだ。



「おねぇちゃん・・ さん、なにかあったの?」




「え〜と実は・・」





「レティ、話すんだったらオフィスを使うといいよ!」




「いいわ!まだ仕事あるし!ありがとう!」



レティは後ろにいる男に手を振った。




「そうね・・こっちで話しましょう」




とソフィはレティに案内され、
店の裏に入っていった。
























「えっ??それってまさか魔法使いじゃないの?」



レティは驚いて二人を見つめた。





「とってもいいひとだった・・・」



ソフィは天井を見上げて呟いた。




「ソフィのいうことは確かだよ。
とってもいいひとだったよ!」



はソフィとレティが座っている箱から
ずっと上の天井に届きそうなくらいまで
重なる箱の上に座った。



「あいかわらず、高いところがすきなのね〜」



レティは のほうを見上げていった。



「まあね〜。だって眺めいいし」


はソフィのほうを見た。



「それで、おねぇちゃんはどうしたの?」



レティはソフィへ目を移す。



「私と を助けてくれたの・・」



ソフィはずっと斜め上を見続けている。




「・・・・それで心を奪われちゃったってわけなの?」




「そうみたいだね〜」


は箱から飛び降りた。
の身を包むスカートが勢い良くなびく。






「でもその魔法使いがハウルだったら
心臓盗られちゃってるよ!」




「大丈夫よ。現に私より美人な だって大丈夫なのよ」




「そんなことないわよ!ソフィのほうが美人だよ!」



は箱の上という微妙な高さが嫌だったのか、
すぐソフィとレティの隣のスペースに座った。




「最近、物騒なんだから・・・」



「荒地の魔女までうろついてるって聞いたよ!」



レティは必死になってソフィに話した。



「・・・うん」



「ソフィ・・大丈夫?」



「・・うん」




ソフィの上の空な声は戻らない。





「はぁ。」


「おねぇちゃんったら・・・」










「レティ、マドレーヌができたよ」



「わかった!ちょっと待ってて!」



コックが顔を箱を抜いた隙間から頭を出した。





「そろそろ、帰るね」



「えっ、もう帰るの?ソフィ」



「ええ」




「レティの顔見て安心したから」



ソフィは微笑んだ。




「そう?」




レティは心配そうな顔をしてソフィをもう一度見た。




「・・・わかった。じゃ、帰ろっか」




ソフィと は店の裏口へとレティに案内されていった。
























こんな駄作ですいません・・・。
自分の才能のなさにイライラします・・・。
こんなへぼい連載ですが、
どうぞ、見守ってください。
感想など、いつでもお待ちしてます。

神風 霰 05/12/09




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