とにかく


歩き続けよう




Page.08 -歩き出す-




ソフィと はソフィの家を裏から抜け、
荒地を目指した。





なだらかな小山を抜け、
段々とけわしくなっていく山の坂道を二人で登っていく。











「・・ねぇソフィ、そろそろ食事にしない?
・・・パンぐらいしかないけど」




はうっすらと額に浮かぶ汗を拭きながら言った。





「そぉね、私も疲れたわ。
・・そこの岩に座って食事にしましょう」




ソフィおばあさんはよっこらしょ、と岩に座る。



「さぁ、エグミも座って」











ソフィは布の結びを解いた。
パンとチーズ、飲み物が入ったビンが入っている。



ソフィともそもそと、
はむしゃむしゃとパンを食べ始めた。

















「ごちそーさまでした。そろそろ、行く?」


はまぶしい太陽を見上げる。







「・・・ 、私、結構腰が痛み始めたの。
杖になりそうな棒でも拾ってきてくれないかしら」







ソフィはほとんど中にはなんにもない布を縛りだした。









「腰・・・痛いの?
・・わかった、ちょっと待ってて。
探してくる」






はぴょんと岩から飛び降りると
低い木が数本生えているところへ走り出した。




「・・・そんなに急がなくてもいいのにねぇ・・・」



ソフィは言葉を漏らした。









は低い木を見上げる。
より数十センチ高いぐらいだろうか。
上れるような木ではないようだ。

細長い木ではなく、全体的に丸い木ばかりが生えている。


「ちぇ、久々に木登りしたかったのに」


は丸い木を睨む。





ごそっ





何かが動く音が の耳に入る。



そこにはちょうど杖によさそうな細長い木の棒が
丸い木に突き刺さっていた。



は丸い木の根元に立ち、
両手で棒を掴み、引っ張った。













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短いですが、更新です。
夏休みが終わり、文化祭が近づいてきました。
・・・部活のせいか、腰がものすごく痛いです。
悲鳴を上げています。

神風 霰 06/09/04 MON



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