春の



少し涼しい風



その風に押されるように



オレは走る





50mのかけっこ





春のお決まりの行事の入学式や仮入部が終わり、
生徒たちは学校生活にも落ち着き出し
桜も散った5月ごろ



青学の校庭では
体育の時間を使ったスポーツテストが
行われていた。






海堂は先生から今回は50m走をやると
聞いた。



「前回は女子が50m走をやった。
なので、女子に大差をつけられるように
がんばって走るように!」



先生の話が耳に入った。




そして、スタートの位置や順番などを
先生が話し終わった後、








50m走が始まった。






































「海堂が自己ベスト取ったぞ!」








体育が終わった後の休み時間。
男子たちは海堂の自己ベストのことを話題にして
がやがやと騒いでいた。



その時、海堂の横から少し大きめな声が聞こえた。












「アンタらは海堂かよ」




「自分のタイムをがやがやいわれる海堂の身にもなってみろ!」






なぜか左隣がやけにうるさい。



「うるせぇ」


海堂は誰にも聞こえないような小声で呟いた。




海堂は横目でちらっとその声の持ち主を見た。












「海堂も海堂だ!なんでなんにもいわねーんだ!」










海堂は目を見開いた。












「・・・オレは、どうでもいい」













「はっ!?」









そいつは驚きの声を上げた。







そいつの名は という名前だったか。
たしか陸上部で2年のくせに
3年の記録を次々とぶち破り、
一時期、注目の的になったヤツだった。








だが、

のぶち破りにも回りは慣れ、
学年からもクラスからも
みんなに認められる女子になった。
のことをひそかに好きでいる男子もいる。
とも聞いたことがある。



その言葉づかいと声の大きさが短所みたいだが。













「でもさ
















「なんだよ。原村」

と同じ陸上部の原村が首を突っ込んだ。






「まぁ、そんなこというなよ」





原村は に落ち着いた声でいった。



も気になるんだろ」












「海堂のタイム」




原村は一回ため息をついて
にやつきながら を見た。








「うっ・・・」











「そ、それは・・・」






一瞬、 の頬がピンクに少し染まった。

























「やっぱ気になるんだな。おまえも」

























「・・・・」

どくん。












「そ、そんなことねぇって!」








海堂は と原村の会話をずっと聞いていた。






なにか海堂のなかの「何か」が
体中をイライラさせた。






そして、




そのイライラから抜け出したい・・・
イライラをなくしたい・・・
といった気持ちが海堂の体を埋め尽くした。














































「そんなに気になるのか」



海堂はいきなり言葉を発した。










そして海堂は周りには見えないくらいの
小さい笑みを作った。









「・・・」




は口をもごもごさせた。

頬がまだピンクに染まっている。





「おまえはたしか陸上部だったな」




海堂は少し上を見上げた。







「うん・・・。そう・・・・だけど」






「じゃあ、オレの記録が気になるのも
無理はないか・・・」






















「・・・」






















「じゃあ、オレと
勝負しろ。50m」






























「はいっ?!」


















「オレと のどっちが速いか・・・。
楽しみじゃねぇか」











海堂はくるっと
の方を向いた。

















「お、おうっ!
勝負だ。海堂っ!!」
















は頬がまだピンクに染まった顔で
笑って答えた。







海堂は一瞬、少しぎこちない
でもやさしい顔の の笑い顔に見とれた。


海堂は心の中で微笑んだ。








「勝負はいつにするか」









「う〜ん・・・あたしはいつでも。
でも、やっぱりお互いの部活がオフのときが
いいんじゃねーか?
やっぱりストップウォッチはあったほうがいいだろ?
陸部の倉庫からストップウォッチ借りれるように頼んでみるよ!」



「あ、あと審判役の人探さないとね〜
ストップウォッチもあるし」






「それもそうだな」










競争するという会話の一部始終を聞いたクラスのみんなは
余りしゃべらない海堂と
普通にしゃべっている にもおどろきながら
ただ唖然とするだけだった。












上等じゃねぇか

オレが堂々とぶち抜かしてやるよ・・・

勝負の日が待ち遠しいじゃねぇか







海堂は心のなかで思うのだった。














おまえと決めた勝負の日



オレはその日が待ち遠しくて



たまらない



















・・・うわぁ。駄目だこりゃ。
ヒロインめちゃめちゃだし(男だよコレ・・)
しかも海堂はおかしいし。
下手にもほどがある・・。
記念すべき初の海堂夢にふさわしくない・・・。
こりゃあ、氷華や読んでくださった皆さんになんていわれるか、思われるか・・。
頭が・・そして胃が重たい・・・。

・・・海堂ファンの皆様には申し訳ない夢となってしまいました。
頭を下げるしかない作品です。
どーもすいませんです。
もし、もし感想があったら侍所にカキコお願いします・・・

作 神風 霰 05/04/04


こんなのを見つけてしまいました・・・
まだ夢を作り始めたばかりの作品なのでかなりの駄作です・・
ご了承ください。
神風 霰 05/11/08




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